12月8日(土)に生前整理アドバイザー準1級認定講座を開催しました。
準1級認定講座は、さらに深く生前整理を学び、ご自身や身近な人の生前整理に役立てることができます。
実家の片づけに悩む子ども世代が増えています。

本日は6名の受講生様。
初めましての方もいらっしゃっいましたので、簡単に自己紹介をしました。

昨日、自分のための生前整理ということで2級認定講座を受けて下さった3名の方もご参加されました。
学ぼうと思ったきっかけに、親の生前整理が気になる方が4名もいらっしゃいました。

最近、お片づけでのご相談は、親の生前整理が圧倒的に多くなっています。
まずは、自らが学び、何から始めるのか、次にどのような声かけをしていくのかを学んでいきました。

親への声かけに「片づけてよ！」「捨ててよ！」は禁句です。
物があることが豊かであると考える親世代は、物を手放すことができないのです。

老化によって体力の低下、生活意欲も衰えセルフネグレフト（自己放任）の状態になる高齢者も増えています。
私の父も壊れたFAXさえも大切に保管していました。

子ども世代からすると、きれいに暮らしてほしいのに、物があふれて、ほこりっぽくて散らかっているのが悩みです。
でも、生前整理の片づけはただ単に捨てたり、きれいに収納することではなく、親が健康に、安心・安全に暮らせるようにしていくことです。

じゃあ、どのように声をかければいいの？
ということでコーチングの練習をしました。

皆さんの笑顔が素敵ですね！

すでに親の葬儀の見積もりもしたよ。
とおっしゃる方もいました。

実際に、私自身も父の葬儀を体験したので、葬儀会社に行き極力抑えた見積もりをしてもらい、その時のポイントもお伝えしました。
オプションは、厳選しなくてはいけません。

最新のエンディングは？
お墓がない時はどんなエンディングはいいの？
樹木葬・庭園葬・バルーン葬・散骨・現代物仏壇・ペンダントに・宇宙まで行く？

と何とも楽しい会話が飛び交いながらエンディングのパンフレットを見て頂き、ご自身や親のエンディングもイメージしていらっしゃいました。

まるで女子会のような講座になりました。

「人生会議」という言葉を最近耳にしました。

厚生労働省は11月30日、ACP（アドバンス・ケア・プランニング）の愛称を「人生会議」とすると発表。
愛称公募で集まった1073件の中から、10月の「ACP愛称選定委員会」で愛称を決めた。

また、「いいみとり」の語呂から、11月30日を、ACPについて考える「人生会議の日」に決定。
厚生労働副大臣の大口善徳氏は、「愛称や考える日の広報を通じて、ACPのさらなる普及啓発を図り、人生の最終段階に臨む医療ケアが行われるための取り組みが、ますます進展する契機になることを期待する」
「食卓の場で話せるくらい身近に」
という意味で考えられたそうです。

生前整理普及協会でも、「すべて会話して伝えましょう！」というところに重点を置いています。
親が元気なうちなら、手間も費用も気持ちも楽です。

元気な時に生前整理を頼まれる方は、整理後の笑顔がとても明るく、前向きな気持ちになっていらっしゃいます。

ご感想は、悩みや体験談もシェアすることができ、講座と合わせてとても参考になりました。
年末年始に親と向き合ってみます。というお声を聞くことができました。

※小学生以上対象。小学4年生までは保護者同席1名。
小学5年生～中学3年生までは同席は自由。